◆ご依頼者様指定場所での花火打ち上げまでの流れ

◆花火の保安距離について

花火大会等で打ち上げることができる玉のサイズおよび保安距離は、各都道府県ごとに定められています。

保安距離とは、打ち上げ場所から観客や周囲の建造物まで一定の距離を取らなくてはいけないという、
法律によって定められた安全距離で、各自治体によってそれぞれ規定が異なります。

広い保安距離を確保できる場所では大きなサイズの花火を打ち上げることができますが、

市街地などの人口密集地においては、花火のサイズや打ち上げ方法が制限される場合があります。

打ち上げ場所としては、空地、畑、グランド、公園、河川敷などがありますが、
交通規制等を行うことで、道路上からの打ち上げを行う場合もあります。

また、空港付近、高圧電線など、安全に影響を及ぼす可能性がある場所では、打ち上げが出来ない場合があります。

◆花火の保安距離と開花データ

花火は、見ている場所から遠く離れた場所から上空高く打ち上げられるため、実際の大きさはよくわかりません。
そこで、実際の花火がどれくらいの大きさなのかを解りやすくご説明します。

上の図は横軸が「保安距離」、縦軸が「高度」を示しています。

山形の代表的な建築物である「霧城セントラルビル(114.65m)」や「千歳山(471m)」と比較すると、
花火のスケールがいかに大きいかお分かりいただけると思います。

◆許可を必要としない数量

おもちゃ花火と違い、煙火(打揚花火)は、消費するには都道府県知事に火薬類消費許可申請書を提出しなくてはなりません。
火薬類取締法では以下のように、一定数量以下ならば許可を受けないでも打ち上げられます。
(火薬類取締法施行規則第49条無許可消費数量を簡単に書いたもの)

 

打揚煙火(無許可消費数量)

1.直径6cm以下の玉(2号玉)の合計数量 50個以下
2.直径6cm以上10㎝未満の玉(2.5号および3号)の合計数量 15個以下
3.直径10㎝以上14cm未満の玉(4号玉)の合計数量 10個以下